YOKOMO 新型ハイエンドシャーシ MS2.0を組み立てました。
ここのところの物価高騰の影響はRC業界にもあるようで年々ハイエンドシャーシの価格は上がっております。
小遣いでは到底足りず、値がつきそうなものを何点か売却して足しにいたしました。
パッと見は前作のMS1.0と変わらないようにも感じますが、よく見ると全くの別物。
そのほとんどが新規設計パーツとなります。

まず驚いたのがアッパーバルクが無いこと。
このマシンのコンセプトとして極限の低重心を目指しているとのことです。

ボディーマウント関連のパーツ以外はすべてデフプーリーより下に配置されているようです。

あと個人的に「おおっ」となったのがこのサーボマウント。
これまではサーボは上から吊り下げ式でしたが、今回は下から生えてます。
だかしかし、浮いてます。
有りそうでなかったこの機構、さらなる低重心化に大いに貢献しているのではないでしょうか!?
ベルクランクもこのサーボマウントに配置されており、ロールを阻害する構造物を極力排除。
リヤサスの位置が今回大胆に変更。サスアームの前側に位置することによりオーバーハング重量が減り旋回速度が向上。
握り出しがより速くなるようです。
また、リヤサスはリバウンド側にフリーに動くアクティブショックという新機構。
荒れた路面でもリヤの接地感を高めて安定走行が可能ということです。
組んだ感じでは微妙に動くかなという程度。
はじめて体験するものなので作用副作用がどのようなものか非常に楽しみです。
これまでの経験上ここは意外と効いてくると思うユニバーサルシャフトの角度。
逆「ハの字」だと走行中水平になろうとしてタイヤを路面に押し付ける力が加わるとの理論がトレンドのようですが、このMS2.0は始めからユニバーサルシャフトが水平になるようにアクスル軸の高さを上げているようです。
駆動効率のUPとサスペンションの動作がよりスムーズになることが期待できるとのことです。
個人的見解になりますが、押し付ける力が強くなればグリップ感は上がるが運転は難しくなるように感じました。
このMS2.0では旋回性能の向上と運転のしやすさそのバランスも追及されているのではないかと思います。
つくぱーの一日走行券も付属。
化粧箱はステッカー仕上げでコストダウンしてますがその分中身が充実。
前後アルミ製のアップライト、アルミ製のデフケース等そのキット価格に見合うすばらしい内容となっているように感じました。
今のところアルミのロアデッキのラインナップは無いようですが、すでにシェイクダウンを済ませている方のインプレッションを拝見したところハイグリップで有名なつくぱーでもイージードライブとのこと。
常識的に考えるとそのうちアルミロアデッキがリリースされるんだと思いますけど万が一すべての路面でカーボンのロアデッキで走れたら非常に便利だな~と思います。
常識を打ち破る低重心化が実現しているのだとしたなら…
そんな妄想をしつつしばらくの間このマシンで楽しませてもらおうと思います。
ありがとうございました。
