2007年に私がRC復活の際に、色々教えてくれた恩人のKAKUNさん。当ブログではkakunさんにご協力いただきその魅力的なRCライフを定期的にご紹介しております。
今回はkakunさんが新たにタミヤのノバフォックスを組み立てたとのことで記事にさせていただきたいと思います。
これは80年代のRCカーブーム、少年たちの心を鷲掴みにした2WDバギー「フォックス」が、「ノバフォックス」として2017年に復刻されたモデルになります。
購入自体はだいぶ前だったようですが少しづつ組み立てついに完成したとのことでご連絡いただきました。
kakunさん曰く防塵性が非常に高いとのことですがその代わりにメンテナンス性が多大に犠牲になっているとのこと。
アンプ、受信機は装着したらもう会いないかもというレベルで当時のタミグラでのバンド交換は非常に手間がかかったのではないかとも言っていました。
しかしながら、FOXは当時のレースにおいて1番使われていたマシンになるようです。
当時のライバルはワイルドワンかファルコンくらいで入門用ストライカーやホーネットとは戦闘力が段違い。相手にならなかったようです。

タミヤのRCカーの中で一位二位を争うのではないかという整備性の悪さでもその走りの良さに魅了され当時の少年達は心を鷲掴みにされたのではないかとkakunさんは振り返っておられました。
89年に整備性、走破性まで技術革新とも言ってよい程の高いポテンシャルを携え、満を持してタミヤからアスチュートがリリースされました。
JMRCAのレースを意識し始めて設計されたアスチュートがFOXの地位を瞬時に奪ったということは容易に想像できますがその登場までその座を席巻したFOX。
2WD縛りでリリースの変遷を振り返ってみると84年のホーネット、85年にワイルドワン、85年にFOX、86年にファルコン、87年にストライカー、89年にアスチュート、ちなみにアスチュート後は89年に廉価版アスチュートのマッドキャップ、91年に新型入門用ベアホーク、そして91年にハイエンドのスーパーアスチュートということでFOXがハイパフォーマンス2WDレーシングバギーの先駆けであったということがわかります。
スリムでシャープなフォルムに輝きを放つゴールドメッキホイールなど走り以外にも少年達を虜にした要因はあると個人的には思います。
このFOXが活躍していた頃は確か自分はまだRCカーとは無縁だったと思いますが、その後近所の友人たちが兄貴のおさがりのRCを走らせるようになって傍らで見ておりましたがこのFOXを持っている友達はいませんでした。
当時、世の中は空前のファミコンブーム。ファミコンの登場によりTVゲームも大いに盛り上がりをみせておりました。
そのファミコンが14.800円でこのFOXが17.800円。
子供が買うにはお年玉を何年貯め続けなければならないかという価格。
中々敷居は高くこのマシンを所有している低学年の小学生は珍しかったようです。

kakunさんの走行インプレッションはまず「あのFOXが走ってる!!!」という喜びだったそうです。笑
走行フィーリングはワイルドワンに近いものがありシャーシ構成は違えど一ヶ月違いのリリースだったからではないかとの推測。
肝心の走りの質ですが、前評判とは異なり飛びぬけた安定感は感じなかったとのこと。
1985年のマシンとしたら当時は突出していたのではないかと言っていました。

このノバフォックスが砂塵を巻き上げ、低く構えたフォルムで駆け抜けると想像したら、それはまさに時代を超えたアイコン。
大人になった今だからこそ手に入れたい至極の一台ではないでしょうか。
kakunさんありがとうございました。

